美しい村新聞Vol.22[高山村]Takayama



美しい村新聞とは、NPO法人「日本で最も美しい村」連合の村づくりの運動をお伝えする新聞です。NPOの季刊誌として年4回、春、夏、秋、冬に発行しています(2017年12月現在22号を発行)。美しい自然景観の重要性に気づき、そのローカルな場所で創造性を持って仕事と生活に取り組む人の姿を取材しています。
とは言え私たちの得意な仕事はデザイン。デザインの視点に偏りがちな紙面づくりとなります。村の政策づくりや戦略策定などを上手にお伝えする能力は持ち合わせていません。出来ることと言えば色とカタチでお見せすることに尽きるのです。

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特集:高山村
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長野県北東部、長野県小布施町や群馬県嬬恋村にも隣接する人口7000人ほどの美しい村。標高が高く、年間降水量が1000ミリと少ない、日照時間が長いなどの気象条件から、りんごやぶどうなど果樹を中心とした栽培が行われてきた。近年では、高山村産のワイン用ブドウから醸造されたワインを軸にした観光振興への機運も高まっている。

信州たかやまワイナリー/涌井一秋 鷹野永一/柴田農園/柴田将善 柴田久美子 /美しい村の観光案内人 湯本恵/山田温泉風景館/関谷庸子 関谷理英/ふるさとセンター山田 返町睦雄 /高山村 内山信行 村長/高山村フォトエッセイ

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高山村を世界に羽ばたくワイン産地に
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昨年10月にオープンした信州たかやまワイナリーは、ワインに人生と情熱をささげるメンバーたちが実現させた一つの「夢」と「ロマン」の集大成でもある。ぶどう栽培からワイン造り、ゆくゆくは醸造家の育成なども行い、高山村ブランドとして世界に羽ばたくワイン産地を目指している。

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季刊日本で最も美しい村 Vol.22 冬号
タブロイド判24ページ 定価450円(税込み)
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Keywords:
高山村 信州たかやまワイナリー

 お米を作る人、野菜を作る人、ぶどうを作る人、そしてワインを作る人。世の中にはいろいろな作り手がいて、そのおかげで私たちは生きることができています。そうした意味で、ワイン作りは「命」に直結する訳ではないけれど、夢や憧れ、ロマンに直結しています。ワイン作りに魅せられた信州たかやまワイナリーの皆さんは、永遠の少年のようなキラキラした瞳が印象的でした。(執筆 髙橋秀子)

 「美しさ」とはたくさんの意味が含まれているように思う。見栄えの良さはもちろんだが、内面に焦点を当ててみると美しさにも表情がある。どうしても外見などを気にしてしまいがちだが美しくあるために何をするのかと自分に問うことがある。それは必死さであり、継続であり、一喜一憂であり、落胆や憔悴の中にも隠れているように思う。美しさは何かしらに包まれていることが多くて自分では気がつかないこともある。派手に生きていることがどうということではなく、ただひたすらに自分として生きている姿に強く魅かれた今回の取材だった。ちょっとした心意気や気遣いに温かな温度を感じるのは相手の中に潜む「美しさ」に触れたからかも知れない。(撮影 田村寛維)

 高山村の取材を終えて自分の中での変化がある。それは「りんご」が好きになったこと。取材の際、採れたてが一番美味しいと教えていただいて、分かっているようではいたけど「目には見えない旬」というものを感じた。目に見えないものを判断するものさしを私は知識として得ることが出来たが、それは農家さんの長年の経験があってこそ。学ばせてもらうということは有難いことだと、ひとつのりんごで自分の学ぶ姿勢を省みる。(撮影アシスタント後藤秋生)

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